補遺1: SCP-xxx-JPは小笠原諸島███島にて最初に発見されました。収容初期に編成された調査隊よってSCP-xxx-JPの出所を捜索したところ、ドイツの█████にて旧ドイツ軍兵器開発部隊、超自然科学研究所によって建てられた研究棟で、2枚のSCP-xxx-JPと文書の発見に成功しました。文書は以下の内容です。
極秘 R-33/54
兵器開発部


現在長期化しているスペインとベルベル人の争いに対して、フランスを通して極秘に兵器を供給することになった。そこで、ベルベル人を効率的に殲滅する兵器の開発を行う事が決定した。スペインはこの戦いで多くの犠牲を出しているため、この兵器開発の成功で我々に感謝することになる。本指令は先の大戦で敗北の屈辱を受けた我が国を再び強くするための第一歩でもあることを肝に命じる事。

兵務局

極秘 第██号兵器報告及び説明
兵務局宛


R-33/54の要請について、先日の開発案をもとに製造、試験を行いました報告をいたします。
現在、敵対しているベルベル人は自身を[燃焼により穴が開いている]族と呼び、[焦げていて読めない]共和国を宣言しています。本兵器は[燃焼により穴が開いている]という言葉の対象に寄生、芽吹きます。その後、分泌した揮発性の油脂が自然発火し延焼時にマスタードを放出します。現在すべての試験に対し有効性が確認されましたが、認識能力の増強を行っております。本兵器は対象の焼却、及び毒殺による高効率な殲滅が期待されます。
試作を同封いたしましたので、実戦での確認をお願いいたします。

兵器開発部 SSL


補遺2: 20世紀以降、セイロンベンケイの生息域の拡大が各地で確認されています。本事象が地球温暖化によるものか 本作戦は民間人を巻き込むといった重大インシデントとして記録されています。

この除染作戦を含め、我々の対応は終始後手にまわっている。最悪なことに、世界的気温の上昇から、奴らの生育に適した環境はさらに広まりつつある。
残るSCP-xxx-JPを全て見つけ、全ての収容を何としてもやり遂げなくて。-█████博士